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「菊のつぼみ」と「三彩の壺」と同じ帯から、ペアで小さなサコッシュを作りました。
三彩の壺の方は男性にも使ってほしいです。
光沢のあるシルク地に、麻の葉の連続模様の帯から作りました。
持ち手は白いチュールでリボンを付けてあります。
内ポケットが二つ。
星屑シリーズ三作目は、オーシャン編。
伝統的和柄、麻の葉模様織りのシルクの帯地です。
麻のように丈夫で元気に育つ願いが込められています。
表には同色のスタッドビーズをはめて、光によってきらりと光る控えめなお洒落をしています。
持ち手は帯ジメ。
男性にも持てるよう、きっちり結んでみました。
でも、帯ジメ一本そのまま通しているので、工夫次第でいろいろな味が楽しめます。
ショルダーにもなります。
麻のはバッグで元気にお過ごしくださいね。
人気のあった黄色に紺と赤の格子の帯地。
帯から大きなバッグはせいぜい二つ、お太鼓柄なら一つしか作れません。
折り目が付いているからです。
今回は生地が硬めでほぼ新品に近くて折り目が弱いうえ、格子の線と折り目が重なっていることもあり、あまり目立ちません。
そこで、もう一つ作ってみました。
でも、一品物の基本を守り(実は、毎回、帯地の状態に合わせてデザインするので、同じものはできません)、今回は横長デザインになりました。
モダンな感じが強くなったかなと思います。
バーバリーチェックを和風にしたような格子織りの帯地から作りました。
裏地には、黄八丈の格子を使い、厚手の接着芯でハリを出しています。
バッグ口にマグネットホック、中にはポケットを二つ付けました。
持ち手は茶色の帯ジメで、中央で結んであります。
サイドのマチの部分につけてあり、柔らかめのバッグを立体的に両脇から引っ張り上げるように支えています。
タッセルは外に出し、もう一方はバッグ口の中に縫いこんでアシンメトリーの付け方です。
イメージは、旅の庵、そこから旅枕→草枕→漱石の和英折衷思想や浮世に対する客観的な視点へと連想しています。
バッグ地の格子がイギリスのバーバリーのバリエーションになっていることとも妙に一致しています。
なんて言ってますが、このバッグでココロ穏やかにお洒落な時間をお過ごしください。