日記

2021-10-16 09:00:00

もうすぐ誕生日

「アッ」とも言わないうちに、もう神無月も半ば

気づけば、季節は移り、自然は着々と衣替え。

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近くの公園ではドングリが一杯こぼれ、

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お寺の庭の銀杏の木の下がベージュに染まっている。

こぼれた銀杏の実で。

 

数年前までは、お寺のお坊さんたちが拾い、みんなが拾い(私も)すぐなくなったのに、

今年は、コロナのせいで、お寺が散策や立ち止まりを禁止したので、

ギンナンが雨に打たれ踏みつぶされている。

 

何か悲しくなった。

貴重で取りっこしていたギンナンも今年は余計モノ。

 

何かなぁ~

 

何なの?

うーん、はっきり言っちゃうと、悲しみが肯定されちゃいそうで、言えない。

 

ショパンのせいかも。

美しいけど、悲しい。

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夫にチラッと話したら、

「芸術は悲しいものだよ」と。

 

そうだなぁ。

命あるもの(mortal)の悲しみ。

 

それは、

 

不可能の悲しみ。

 

終わりの悲しみ。

 

死の悲しみ。

 

誰も避けられない運命の悲しみだ。

 

コンクールのピアニストも

聴いている人も

その悲しみを直視する勇気がある。

 

ピアニストは、それに全身全霊を捧げている。

顔をゆがめ、汗を流して、自分をコントロールしながら、その悲しみをシェアしてくれている。

 

悲しいのはあなただけじゃないよ。

 

そっか、だからこそ今が大事なんだ。

今、何を思い、何をするか、選ぶのは私。

 

一呼吸ごとに、さらさらと命の砂がこぼれていく。

今、生きないと!!

 

今日の言葉:今いるところで今やることに命を捧げるつもりで最善を尽くしたい