日記
2021-10-17 10:30:00
ちょっと寄り道 ショパンコンクール
ショパンコンクールのファイナリストが決まった。
ドキドキ
おお!
私がとりわけ感動した三人が揃っていた!!
ハオラオ、反田恭平、小林愛実
それで何というわけではない。
音楽は芸術だから最終的に評価はできない。
今回も、私の受容体(レセプター)を、弾いてる人の表現がどれだけ満たしてくれたか、
いわば、「好み」というオプション的な部分で選り分けただけ。
トッピングの好みがコンクールの審査員のものに似ていたというだけの話だろう。
それでも、あえて、自己満足にすぎない感想を一言でいうと、
ショパンの音楽を、
ハオラオは、素晴らしいおもちゃを残すことなく楽しんでいる
小林愛実は、自分のショパンの完璧な再生に迫っている
反田恭平は、ショパンの音楽が勝手にあふれてくる
これはあくまでも、私の独善的な断定。
技術と表現の統一されたピアニストとしては、わたしは反田さん。
少々できの良し悪しがあっても、揺るぎない安定感があって安心して陶酔していられる。
私のショパンは、人生で人が体験する根源的な感情が「怒り」以外すべて入っている。
喜び、憧れ、希望、尊敬、畏怖、郷愁、悲しみ、絶望、苦しみ。
それをどれだけ丸ごと、聴く人の感じられるレベルで伝えてくれるか。
きっと、みんな、それで好きなピアニストを選んでいるんだ。
芸術と言うのは、芸術家の創りだした丸ごとの別世界。
それがいいかどうかは他人には決められない。
芸術の社会的意義?
好きな世界が鑑賞者を慰め励ましてくれること、じゃないかなと思う。
精神の栄養剤。
しかも、いくら摂っても無尽蔵(^_-)-☆
そっか~、芸術家はやがて死ぬけど、芸術はエネルギーを出し続けて不死身なんだ!!
今日の言葉:芸術は無限の精神の栄養源