日記

2021-10-21 09:35:00

またまた寄り道 ショパンコンクール結果

たった今、ユーチューブで結果発表、審査員と入賞者4人の一言を聞いた。

 

多くの人(特に日本人)が期待していた反田恭平さんは2位。

 

直後のコメントで審査員の言葉に納得。

「求めているのは、Dazzled (まぶしい、めがくらむ)より Moved(心が動く、感動する)。」

 

どんなところで感動するかは、まったく十人十色。

だから、究極的には順位は決められないということ。

 

コンクールとなると、目立つことを聴く方も求めがち、つい、dazzling をmoved と勘違いしがち。

やはり、芸術とは、個別の表現、個別の感動。

表現に必要な技術はトップレベルの人たちが揃ったのだから、あとは「好み」

 

しかも、ピアニストも聴衆も、刻々と変化・成長しているのだから、昨日気に入ったものが今日も好きとは限らない。

若いピアニストと年上のピアニストの理解がどちらが優れているかも誰にも決められない。

 数学や科学じゃないから、あくまでも個人の主観的判断だから。

 

「今」という一瞬に、演奏し、鑑賞し、感動を共有できたこと、これこそ幸せな一瞬。

その積み重ねが、素晴らしい人生を作っていく。

 

審査員が、

「ショパンをよく知っているつもりでも、ピアニストの見せてくれた新しい世界に、moved, amazed, dazzled 」

と言っていた。

 

いやあ、何より、こんな感動を世界に届けてくれたピアニストに感謝と尊敬の大拍手!!

実際、PCの前で、泣いたり、拍手したり、思わず「ブラボー」とか・・・

この異様な姿に夫も慣れてきたところで、終わってよかったかも。

 

人生、果てなし。

成長、無限。

 

今日の言葉:今日も新しい一日。