日記
2022-03-02 09:37:00
クリスティの一文が世界の現状にピッタリ
先日、高校生とクリスティを読んでいて、こんな文に出会った。
殺人犯を恐れる女性の言葉だ。
"A madman has all the advantages on his side.
He's twice as cunning as any one sane can be."
(気狂いはあらゆる点で有利なのよ。
まともな人がいくら頑張っても、狡さにかけちゃ半分も及ばない。)
そういえば、日本語にも「気狂いに刃物」っていう諺(?)がある。
まともな人にはできないこともできちゃうのが「狂気」
狂気を止める仕組みって、不可能なのかな・・・?
狂気だから、まともな制裁とか通じないし。
「まともさ」をなんとか守ろうとするのが民主主義とも言える。
多数はまともだという「性善説」を信頼しているわけで、性善説を信頼できるのが「まとも」の証とも言える(笑)
その民主主義が(完璧な仕組みとは言えなくても)、守れていないところには、常に、狂気による支配の危険がある。
ロシアがきちんと民主主義を守れる国になりますように。
(「きちんと」と言われると世界の現状はハードル高っ💦)
今日の言葉:まともであろうとすることが社会人としての第一歩