日記
アニメ 『エセルとアーネスト 二人の物語』
昨日(9月3日)は2週間ぶりの出勤。
たまった仕事をランチ休憩もなしに(右手に箸、左手にマウスで)頑張った。
(私、マウスは右手ても左手も同じように使えます。)
帰宅後、疲れたけど、達成感もあって気力は充実、まだまだ何かやれそうだった。
いつも、出勤日の夜はこの調子。
つい、いろいろやってしまうので、興奮してなかなか寝付けず、次の日がグッタリ。
これをまた繰り返したくなかったので、あえて、のんびり映画を観た。
それも、アニメ。
アマゾンプライムの新作案内が来ていたのでチェック。
画像が懐かしい絵本の雰囲気だったので選んだのは、BBC制作のアニメ。
"Ethel & Ernest”
懐かしいはず、作者はレイモンド・ブリックス
『さむがりやのサンタ』や『スノーマン』の作家。
この人の両親の人生を淡々と描いた物語。
絵だけでも何度も見直したくなります。
背景も人物も同じ世界にしっかり描かれていて、
これぞアニメの原点!!
そして、批判なしに、しかも深い理解に支えられた人生の記録は、観る人の想像力を使って丸ごと別の人生を体験させてくれます。
いい映画です。
私の大好きな戯曲で映画でもおなじみの『わが町』を思い出しました。
『わが町』ソーントン・ワイルダー作(早川書房)
"Our Town" by Thornton Wilder(Penerial Crasics:Amazon)
こちらは「町」が主人公ですが、生活者の視点で町の一生(?)が淡々と描かれ、観終わった時には「私自身が住んだの町」のように思えます。
人が自分の一生を振り返ると、共有したこと、学んだこと、発見したことがいっぱいあって、感想を一口で表すことはできないでしょう。
それと同じような体験をさせてくれる映画にまた出会えました。
ジブリ、私も好きですが、(「コクリコ坂」は私の映画だと思ってるくらい)
世界観をグイグイ押し付けてくる自己主張が強い作品だと思います。
それに比べ、「見てよかった」=「生きてよかった」とイコールで結べる作品はあまり多くない気がします。
いい映画だった証拠に、昨夜はぐっすり眠れました。
今日の言葉:どんな体験も、私だけじゃない。どこかの誰かが体験済み。