日記
クリスティの一文が世界の現状にピッタリ
先日、高校生とクリスティを読んでいて、こんな文に出会った。
殺人犯を恐れる女性の言葉だ。
"A madman has all the advantages on his side.
He's twice as cunning as any one sane can be."
(気狂いはあらゆる点で有利なのよ。
まともな人がいくら頑張っても、狡さにかけちゃ半分も及ばない。)
そういえば、日本語にも「気狂いに刃物」っていう諺(?)がある。
まともな人にはできないこともできちゃうのが「狂気」
狂気を止める仕組みって、不可能なのかな・・・?
狂気だから、まともな制裁とか通じないし。
「まともさ」をなんとか守ろうとするのが民主主義とも言える。
多数はまともだという「性善説」を信頼しているわけで、性善説を信頼できるのが「まとも」の証とも言える(笑)
その民主主義が(完璧な仕組みとは言えなくても)、守れていないところには、常に、狂気による支配の危険がある。
ロシアがきちんと民主主義を守れる国になりますように。
(「きちんと」と言われると世界の現状はハードル高っ💦)
今日の言葉:まともであろうとすることが社会人としての第一歩
ユーチューブのコメントにも見えた日本社会の後進性
ユーチューブやブログや、一度手を広げ、いろんな人とのつながりできてくると、自分勝手には止められない責任みたいなものがでてきた。
正に、ネットの一目、交流点としての責任。
ユーチューブチャンネル「簡単ハンドメイキング」では、最近、帽子系では外国の方のコメントが多い。
でも、ロシア語、読めない💦
コメントを丸ごと検索に放りこむと訳の分からない日本語になる。
だから、単語の区切り毎に検索すると、語句ごとの意味だけは何とか分かる。
これを何度かくりかえしているうち、前置詞らしきものや、「帽子」とか「準備」とかの名詞が見えてきた。
Ha は英語の on、 C は with、単語の始めはみんな大文字らしい。
どうやら、「キャップをかぶったところが分からない」と言っているらしい。
そう言えば、同じことを、英語で言われたこともあった。
あの時は「スミマセン、自分でかぶって見せる勇気がなくて」と書いたところ、
「あなたは日本のレディなのね」と返事がきた。
どうやら、日本の女性は「つつまし」くて人前に出ない、というずいぶん昔のイメージのまま理解されているらしい。
「違う!」って言いたいけど、仕方ないかも。
何しろ日本は女性蔑視の後進国だということが統計の数字ではっきりしたんだから。
今回の衆院選でも、女性の当選率は超低かった。
女性も含めた多くの有権者がどこかで、「女だから」にとらわれている。
その歴史的心理的糸をたぐっていくと、
男女別姓や同性婚の反対につながり、
家制度につながり、
皇室問題、へと
根は深~い_| ̄|○
女性は家の跡継ぎを生む道具!?
なんて原始的!!って思うかもしれないけど、原始時代にこんな考え方はなかった。
これは、人間が文化的に成長する過程で生まれた人為的思想に過ぎない。
腕力の強い男性が、「自分の子孫を残したいという本能」を合理化するために作った掟。
社会をおとなしく従わせるために便利な思想。
でも、それが当たり前の空気の中で育ち、暮らしてくると、簡単には脱ぎ捨てられないだろう。
だから、せめて、自覚しておくことが大事だ。
私たちは、女性蔑視という人工的な価値を植え付けられていると知っていることが大事だ。
今日の言葉:人生の改善は学びから。学びは知ることから。