ファッションの力
2022.01.26(Wed)
ツイッターでこんなの見つけた!!
このモデルさん、こんなファッションに包まれているうちに、どんどん元気が出たって!!
いいなぁ、これだよね、ファッションの力。
ファッションの力は二つ
身につけた人を引き立てる。
見る人を喜ばせる。
そのためには、着る人の魅力や個性、似合う色や形などが分からないとダメ。
自分のファッションだったら、自分のことが分からないとダメ。
どんなファッションも自由だけど、せっかくだからプラスの味付けをしたいじゃん。
少なくとも、マイナスはダメ、無駄以下。
ファッショングッヅだけみて、素敵だから選ぶっていうのは止めたい。
ファッションは身につけて完成。
それまでは、身に着ける人も、グッヅも、完成品のパーツでしかない。
ファッショングッヅが好きで、デザインしたり試作したりしてるけど、その時って、グッヅというパーツを作ってるだけ。
どんな人が身につけてくれるのかを想定できないと、妙にケバかったり、仰々しかったり、コンセプトが独り歩きしちゃったり。
ここがアートとは違うところだ。
私が初めてcreema の展示即売会にエントリーした時、「クリエーターさん」て呼ばれて、一瞬「えっ!?」てなった。
そんな立派なモンになったのかな?って、気恥ずかしかった。
minne や他のところでは「作家さん」って呼ばれてるかな?
恐ろしいものでこの呼び名にも慣れちゃったけど、ふさわしい姿勢を忘れないようにしないとね。
日本語じゃ、芸術家、アーティスト、作家、クリエーター、が同じように使われる。
確かにどれも、自分のセンスで世界観を表現するという点は同じだ。
でも、芸術家やアーティストの作品は、完成品であるのに対し、
作家やクリエーターの作るものは、必ずしも完成品である必要はない。
芸術家やアーティストは作品を作り上げることが目的、出来上がったら完成。
工芸作家は使う目的、ファンションクリエーターは身に着けてもらうのが目的だ。
(ファッションショーに奇抜な作品が出てくるのは、デザイナーの中に生きるアーティストが顔を出した瞬間)
ファッションクリエータ―、作家さん、
その名に恥じぬためには、使い心地、使い勝手、使う人の気持ち、場面、そういう具体的な条件を想像して、理解できなくちゃだめだ。
これって、芝居のセリフを書いたり、訳したりするときに絶対必要なものと同じだ!!
そっか・・・
私って、そういうのが好きなのか~。
得意なんだ、と言い切る自信は全くないなぁ💦
今日の言葉:人の魅力を引き出すファッションが街にあふれたら、みんな、他人のいいところが見えるんじゃないかな。
来年はどんな年?
2021年が終わろうとしている。
短かった(-_-;)
小さな出来事に対処しているうちに時間が過ぎ、季節が移り、年をとった。
これだね、順当な人生。
私のイトコがよく言っていた。
「人生、なんぼ生きてもこんなもんや」
そして、認知症になり、コロナ禍の中で亡くなった。
子供たちだけに見送られて。
最期が来たら、それで幕、人生体験劇場終演👏
だからこそ、生きてる今は貴重な時間だ。
最初で最後の一瞬一瞬。
目いっぱい最善の過ごし方をしたい。
そのためには、自分の感じること、考えること、行うことを選ばないと時間がもったいない。
選ぶ基準は、自分の心が喜ぶこと。
そして、自分がホントに嬉しいのは、自分も周りも喜んでいることだ。
自分一人が嬉しいなんてことは実はめったにない。
美味しいご馳走を食べて嬉しくなっても、隣に飢えに苦しんでいる人がいたらその喜びは一瞬で消えてしまう。
そうなると、せっかく食べたご馳走ももったいない。
それを知れば、ご馳走を作った人、材料を育てた人、運んでくれた人、みんな嬉しくないだろう。
というわけで、私が何をするかは、私もうれしくて、他の人もうれしいことを選ぶのが正しい。
そこでまず必要なのは、本当に人が喜べるものを知ることだ。
前置きが長くなったけど、今日、私が考えているのは、来年は、そして未来はどんなふうになるかということ。
それを予測できないと、やりたいことを成長させられない。
アメリカの新聞『ウォールストリート・ジャーナル』(The Wallstreet Journal )の記事にショックを受けた。
私の未来予測が間違っていたのを思い知ったのだ。
その記事の中にはアメリカの若いセレブたちが、さっそうと街を歩いている姿があった。
シンプルでカッコいいファッション。
ああ、音楽聴きながらね。
え、えっ?
なんと、イヤフォンからジーンズのポケットまで白いコードが伸びているではないか!?
今頃、まだコードレスじゃないの???
記事を読むと、コードレスはもう古い!!
最新ファッションはコード付きの方に向かっていると Σ(゚д゚lll)ガーン
私の予測とは正反対だ。
未来は、電子機器の wearable化 が加速するとばかり思っていた。
手ぶらで街を闊歩していても、イヤフォン、時計、鍵、みんな時計とか眼鏡とかに組み込まれ、ネットにつながっている。
そんな未来を予測していたのだ。
でも、違った。
デジタル化が進めば、人はアナログに目を向けるんだ。
人の心、社会の動きは、まさに振り子の原理が働いている。
行ったり来たりを繰り返しながら、少しずつ進歩していく。
学生時代、哲学の時間に習ったヘーゲルの「アウフヘーベン」(aufheben 止揚)の原理が確かに働いているんだ~💦
学校の勉強は、ちゃんと理解して実生活にとりいれれば役に立つものだったんだ。
ただ、実生活と知識の間をつないで応用する能力が私に無かったんだな Σ(゚д゚lll)ガーン
余談
そう言えば、最近、英語の教材で、こんな文に出会ったばかりだ。
To know in an intellectual sense is very different from realizing.
知っていることと分かることは全くちがう
ということは、ハンドメイキングの出番も多いはず\(^o^)/
足掛け二年、簡単ハンドメイキングを追求して、思いついたことをやってきた。
最初は、帯バッグがメインで他にも日常ファッションのなかから適当にできる物を選んでいた。
同時に、特にyoutubeでは、思いつくままに簡単な作り方をアレコレ紹介。
そしたらなんと、帽子の作り方に思いがけず反響が大きい。
登録者数も少しずつでも増えているし、相談や注文(作り方の)をいただくようにもなった。
言葉が完全ではないのに、コメントは海外からも多い。
はじめのころは
「え~!? ちょっと思いついただけだから、先がつづけられないよ~」
でも、なぜか時々、新しいデザインや作り方を思いついて、もう、いくつ帽子動画をあげただろう。
さらに今も、発表したいデザインがいくつかあって撮影が追いつかない。
自負しているのは、既製品と同じ程度のものが、誰でも簡単に作れる点。
好きな生地で、一点物のオーダーメイド品が出来る。
そして、大きくしたり、小さくしたり、ちょっとデザインを変えたりと応用も効く。
来年は(もう鬼も笑わないでしょう)、帽子をメインに、簡単ハンドメイキングを広めていきたい。
そのための工夫をしよう。
作品を売るより、作って楽しむとこを多くの人とシェアしたい。
帯のアップサイクルは続けるけど、地道に時間をかけるしかないな。
足掛け三年、石の上にも三年。
来年は簡単ハンドメイキング三年目だ。
今日の言葉:今は過去の集積、未来への新しい一歩
厳しい条件は成長の栄養
ご注文やご相談でいろいろな条件が付くと、できるかどうか不安。
でも、せっかくのチャンス、めいっぱいお応えしたいっ💪
つい最近、かのニーチェが、「人は自分に不可能なことに対しては不安にならない」と言ってる(ホント?)と聞いた。
それなら、不安な気持ちは可能性があるという励ましになる(笑)
ともかく、注文や相談を断らなければ、苦悩(大げさ)と悩みの日々が始まることになる。
平均するとこんな日々。
まずは頭の中で空想、想像、イメージ化に1週間くらい?
紙に描いて(描かないことも多い)、生地を探して1週間。
さて具体的な作り方手順(順は追わないで、要所だけ考えてる)に数日
確信を得るのにかかる時間は・・・ってきれいごとだ。
実は、気がのる瞬間を無期限に待つ。
いかにもらしいことを言ってるけど、現実はすべて気分次第だと白状しよう。
一瞬にしてイメージがわき、たまたまピッタリの材料が手元にあれば、他のことをおいてできてしまうこともある。
気分がそがれないから。
その逆に、工程のどれかが欠けるといくらだって時間がたってしまう。
面倒な材料注文とかもなかなか進まない💦
こうしてみると、ナントわがままなこと_| ̄|○
でも、ありがたことが二つ
一つは、私ってこういうことはなかなか諦めない。
行動に移っていなくても、頭の中ではずーっと気にしている。
そして、二つ目は、相手の方が超寛大。
信じてもらっているのかな。
ダメ元と思ってるのかな。
どちらにしても、私が働きかけると受け取ってくださる。
遅いからもういい、なんて決して言われない。
実は、私なりに、時間経過は気にしていて、限界だと思った時には何らかの答えをだすようにしているのだ。
(できるじゃん!?)
そう言えば、この間の書道教室で、来春の作品展用の作品を書いている時、
他の人がどんどんそれらしく前進しているのに私が感心していたら、
我が師は一言
「大丈夫よ。あなたは立ち上がりが遅いタイプだから」
何ごとも、ぎりぎりに仕上がるタイプ。
学生時代の試験勉強が一夜漬けだった悪い癖が、そのまま克服できてない💦
話が大きく逸れちゃったけど、ギリギリなんとか条件をクリアできてるかな、というのが唯一の救い。
今回は、医療用で長い髪が全部包めて、お洒落なキャップという条件だった。
条件、クリアできてるかな?
自己採点、甘すぎかもしれないけど、条件出されなかったら絶対できなかったものだ。
生地も、厚すぎず伸縮性のあるものを探して、ニット地に行きついた。
今もうすでに、改善の余地が見えているから、もう少し進歩できるかも。
今日の言葉:厳しい条件は、成長の肥料
BGMの効果実感
勉強したり、いろいろ作業したりする時、ピッタリのBGMがあるとすごく集中できる。
勉強というのは、目下は「経営学」(笑)
ちゃんとセミナー受けて、試験も受けてます。
作業は、ハンドメイキングから、記事やブログ、説明文を書いたり、写真の加工までいろいろ。
英語の翻訳や脚色作業も入ってます。
BGMの効果は
多分、他の生活音を遮断して外からの刺激を減らす働きが一つ。
もう一つは、私の生理に合ったリズムと心を静めるメロディが、頭の中の妄想、気が散ることを防いでくれると思う。
ゲームに夢中になることがストレス解消になるらしいけど、私にとっては、BGMがストレス回避に役立っているようだ。
だから、解消すべきストレスがあまりたまらない。
(同じ姿勢なので、肉体的なストレスはあるけど)
ずっと、そんなBGMがアマゾンミュージックだったけど、最近ユーチューブに一杯あるのに気づいた。
いろいろ聞いてみた結果、お気に入りのチャンネルが見つかったので、ユーチューブに行くのが作業準備の一つになった。
ところが、ユーチューブ、私の好みに合わせ、いろんな番組で誘惑してくる。
朝は誘惑に乗らない!と決めてたのに、数日前、ついにひっかかってしまった💦
5年に一度のショパンコンクールが始まったのだ!!
私、自分が音痴のクセに、ピアノが大好き、ショパンが大好き。
いやあ、全部聞けるなんて、ユーチューブがあってよかった\(^o^)/
というわけで、ここ数日は落ち着かなくなってしまった。
難しいことは一切分からないけど、オープニングコンサートから大感激。
今夜からいよいよ二次予選が始まる。
そんなわけで、作業一杯あるし、ショパンコンクール聞きながらやってみようと・・・
ダメだ。。。_| ̄|○
考えてみれば、ダメで当然。
BGMとショパンコンクールは目的が全くちがう。
BGMはバックグラウンド、コンテストはフォア(=フロント)グラウンド。
私を後ろからフォローしてくれるものと、正面からアピールしてくるものじゃ、正反対の力が働いてるよ!
気が散るだけじゃ済まない。
それでも作業を頑張ろうとすると、自己分裂おこして疲れちゃう。
効率最低だ💦
そんなわけで、今これを書いているときは無音。
すごいピアニストが全身全霊でアピールしているショパンを聴いた直後は、他の音楽がきけない。
ショパンコンクール、早く終わってくれないと仕事がはかどらない。
なんて言いながら、しばらくハマることになりそう。
そして改めて納得。
音楽も含めて、芸術作品というのは、それ自体で一つの世界を完結しているモノなんだ。
BGMとか、日常使いのハンドメイキング品は、生活の中に生かしてこその価値。
使ってもらった時に価値が生まれる。
やはり、私は、ファッション作るのに、人間やその生活をよく観察して、大事にしないと。
今日の言葉:ハンドメイキングって、生活のBGM。使ってもらった時に最高の価値が生まれる。
端布の魅力 適当に作ったキャップが意外によかった
フリースの残り布を手に取ったら、丸い形と、細長い布端があったので、
ふと、キャップにしてみた。
手縫いで、超簡単。
出来たキャップも超シンプル
ちょっとかぶってみたら、かぶらないよりずっとましに見えた(笑)
キャップも、私もね。
シンプルは 1+1>2 の効果があるのかも。
これって私には大発見。
今さらだけど、それ自体で完結する芸術作品と、身に着けるファッションとは追求する物が違うんだ。
ファッションショーを思い出すとうなずける。
街じゃとても着られないようなファッションが次々と紹介されている。
あれは、モデルも含めて制作者の芸術作品なんだ。
で、私が作るのは日常使いの身に着ける物。
だから、それだけで素敵なものより、身につけてこそ映える物じゃないと。
身につけた人が素敵になる作品を追求しなくちゃだめなんだ。
普段から、生地とかビーズとかには「きれいねぇ」と感動してるけど、
もっと人間をよく見ないとダメなんじゃないかな。
そして、他人の美しさや魅力に敏感になって、感動しないと!!
感動する=好き
これはニワトリとタマゴのようなもので、どちらが先か分からない。
でも、いいところを感じると、心が動いて、いいなぁ、好きだなぁ ってなる。
好きじゃなければ、いいところも気づかないのは確かだ。
好きだといいところが見える。
いいところが見えると好きになる。
ここからしか、素敵な物は生まれない。
今日の言葉:いいところを探すと好きな物が増える。物も、人も、・・・