日記

2021-12-30 09:32:00

来年はどんな年?

2021年が終わろうとしている。

短かった(-_-;)

 

小さな出来事に対処しているうちに時間が過ぎ、季節が移り、年をとった。

これだね、順当な人生。

 

私のイトコがよく言っていた。

「人生、なんぼ生きてもこんなもんや」

そして、認知症になり、コロナ禍の中で亡くなった。

子供たちだけに見送られて。

 

最期が来たら、それで幕、人生体験劇場終演👏

 

だからこそ、生きてる今は貴重な時間だ。

最初で最後の一瞬一瞬。

目いっぱい最善の過ごし方をしたい。

 

そのためには、自分の感じること、考えること、行うことを選ばないと時間がもったいない。

選ぶ基準は、自分の心が喜ぶこと。

そして、自分がホントに嬉しいのは、自分も周りも喜んでいることだ。

 

自分一人が嬉しいなんてことは実はめったにない。

美味しいご馳走を食べて嬉しくなっても、隣に飢えに苦しんでいる人がいたらその喜びは一瞬で消えてしまう。

そうなると、せっかく食べたご馳走ももったいない。

それを知れば、ご馳走を作った人、材料を育てた人、運んでくれた人、みんな嬉しくないだろう。

 

というわけで、私が何をするかは、私もうれしくて、他の人もうれしいことを選ぶのが正しい。

そこでまず必要なのは、本当に人が喜べるものを知ることだ。

 

前置きが長くなったけど、今日、私が考えているのは、来年は、そして未来はどんなふうになるかということ。

それを予測できないと、やりたいことを成長させられない。

 

アメリカの新聞『ウォールストリート・ジャーナル』(The Wallstreet Journal )の記事にショックを受けた。

私の未来予測が間違っていたのを思い知ったのだ。

 

その記事の中にはアメリカの若いセレブたちが、さっそうと街を歩いている姿があった。

シンプルでカッコいいファッション。

ああ、音楽聴きながらね。

え、えっ?

なんと、イヤフォンからジーンズのポケットまで白いコードが伸びているではないか!?

今頃、まだコードレスじゃないの???

 

記事を読むと、コードレスはもう古い!!

最新ファッションはコード付きの方に向かっていると Σ(゚д゚lll)ガーン

 

私の予測とは正反対だ。

未来は、電子機器の wearable化  が加速するとばかり思っていた。

手ぶらで街を闊歩していても、イヤフォン、時計、鍵、みんな時計とか眼鏡とかに組み込まれ、ネットにつながっている。

そんな未来を予測していたのだ。

 

でも、違った。

デジタル化が進めば、人はアナログに目を向けるんだ。

人の心、社会の動きは、まさに振り子の原理が働いている。

行ったり来たりを繰り返しながら、少しずつ進歩していく。

 

学生時代、哲学の時間に習ったヘーゲルの「アウフヘーベン」(aufheben 止揚)の原理が確かに働いているんだ~💦

学校の勉強は、ちゃんと理解して実生活にとりいれれば役に立つものだったんだ。

ただ、実生活と知識の間をつないで応用する能力が私に無かったんだな Σ(゚д゚lll)ガーン

 

余談

そう言えば、最近、英語の教材で、こんな文に出会ったばかりだ。

To know in an intellectual sense is very different from realizing.

知っていることと分かることは全くちがう

 

ということは、ハンドメイキングの出番も多いはず\(^o^)/

 

足掛け二年、簡単ハンドメイキングを追求して、思いついたことをやってきた。

最初は、帯バッグがメインで他にも日常ファッションのなかから適当にできる物を選んでいた。

 

同時に、特にyoutubeでは、思いつくままに簡単な作り方をアレコレ紹介。

そしたらなんと、帽子の作り方に思いがけず反響が大きい。

登録者数も少しずつでも増えているし、相談や注文(作り方の)をいただくようにもなった。

言葉が完全ではないのに、コメントは海外からも多い。

 

はじめのころは

「え~!? ちょっと思いついただけだから、先がつづけられないよ~」

 

でも、なぜか時々、新しいデザインや作り方を思いついて、もう、いくつ帽子動画をあげただろう。

さらに今も、発表したいデザインがいくつかあって撮影が追いつかない。

 

自負しているのは、既製品と同じ程度のものが、誰でも簡単に作れる点。

好きな生地で、一点物のオーダーメイド品が出来る。

そして、大きくしたり、小さくしたり、ちょっとデザインを変えたりと応用も効く。

 

来年は(もう鬼も笑わないでしょう)、帽子をメインに、簡単ハンドメイキングを広めていきたい。

そのための工夫をしよう。

 

作品を売るより、作って楽しむとこを多くの人とシェアしたい。

帯のアップサイクルは続けるけど、地道に時間をかけるしかないな。

 

足掛け三年、石の上にも三年。

来年は簡単ハンドメイキング三年目だ。

 

今日の言葉:今は過去の集積、未来への新しい一歩

 

 

2021-12-19 17:39:00

友達の書展

大学時代の友人で国際的書家の、國分絮紅が仲間と開いている書道展に行ってきた。

 

アートだった!!

 

孔子の論語を表現 ↓

KIMG0651.JPG

 

『盡善盡美』っていうのが孔子の言葉で、

「良いこといっぱい、美しさ一杯」と言う意味かな。

 

それを彼女は「美しさ一杯」の方を強調してる。

孔子の言葉の順番は守ってるね(笑)

 

一字一字がうまいとかより、見て、楽しかったり、強烈だったり、ウキウキ感が伝わってきたりする作品が並んでいた。

抽象画を観た時や音楽を聴いた時の反応に近かった。

 

こういうの、伝統的書道では認めたくない人もいるかも。

確かに、綺麗な字をきちんと書くのは大事。

筆遣いがマスターできてないと自由に発展させられない。

 

例えば、あんな自由な絵を描くピカソは凄いデッサン力だし

私の友人や仲間の人たちも、基本の筆遣いでお手本書いてるの、それはキレイ!!

 

その基本字の書き方をマスターするのは、「お習字」の段階。

「正しい」筆遣いをきちんと守って身につける。

これは、訓練とか、規則とかの言葉と同類で、束縛される。

 

いつまで訓練すればいいかが私には分からないけど、

その先にある「自由な表現」のために、私は書道(まだ習字かな)に取り組んでいる。

アートに憧れつつ、デッサンに励んでいるとこなんだな。

 

上手になれるのかな、大してうまくならないだろう、と先の見えない暗闇のなかで練習していたけど

展覧会に一歩足を踏み入れた途端、光がさした。

筆を持つときの肩がフッと軽くなった気がする。

 

宇宙飛行士だって、普通じゃ耐えられないような訓練してるんだよな。

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今日の言葉:何事もまずは素直に謙虚に黙々と訓練。でもそれは自由に羽ばたく力を得るため

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021-12-13 10:58:00

長年の股関節の痛みがナイ!?

自宅は結構急な坂道が始まるあたり。

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近いJRの駅へ歩いていくには一山超える感じで20分。

 

家を出たとたん、急な坂道を三つのぼる。

荷物を持って一気に登ると呼吸が苦しい。

最近は、頑張っても無理になってきたので、途中で一息ついて上った高さを振り返ったりしていた。

 

その坂道が下水道工事で半分だけの片側通行になり警備の人たちも見ている。

animal_mogura_kouji2.png

 

私が片道に入ると警備の人がトランシーバーで

machine_transceiver.png

「歩行者一人、入りました」

 

道半ばの角では、別の警備の人が

「歩行者一人、通過、確認しました」

 

そして、三つ目の坂の終わりでも、そこに立つ警備の人が

「歩行者一人、出ました」

 

警備の人は笑顔で「お気を付けて、スミマセン」と声をかけてくれる。

job_kouji_ojigi.png

仕事と言えばそれまでだけど、なんかこちらの気がせいてしまう。

 

警備の人たちはみな、高齢者。

朝、工事の人たちよりずっと早くから立っている。

それも、仕事といえば当然だけど、なんか、あまり負担をかけたくないと焦ってしまう。

 

そういうこともあって、歩き方を変えた。

速足で息を切らせる歩き方から、黙々と一歩一歩安定した歩幅で踏みしめる山登りのような歩き方に。

tozan.png

一歩の歩幅が大きくなったので、歩数が減って、疲れなくなった。

体を動かすスピードと回数が減ったからかな。

一定時間に腕を10回振るのと5回振るのじゃ、筋肉の負担は違うだろう。

 

素人考えでは、歩幅を大きくしたら、体重を移動させる距離が伸びるから筋力は余計に必要だろう。

でも、きっと、よく分からない反動とかスプリングとか、惰力とかが働いて、筋肉の負担を軽減しているのかもしれない。

それに、スピードが落ちれば血流の急な増加もないだろう。

ともかく、心臓がバクバクしなくなった\(^o^)/

 

そして、もう一つ変えたこと。

お洒落な手提げバッグやショルダーバッグを止めて、バックパックにした。

そしたら、軽い!!

 

バッグの重さを全身で支える。

しかも、荷物が背中にくっついている。

 

あぁ、確か、学校でやったな。

物の重さ=(個体の)重力 X (支点からの)距離

背中に背負うと、この距離がほとんど無いから、荷物の重さ以上にはならない。

 

歩き方を変え、バックパックにする。

この二つで、外出がずっと楽になった。

 

そして気づいた!!

十年くらい続いた朝の股関節の痛みが、ナイ!?

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いままで、重い荷物を持っての速足歩きで、股関節を上からたたきつぶしていた気がする。

けなげに支えてくれてた股関節に「ごめんね、ありがとう」と言いたい。

 

無理せず、できるケアをして長持ちさせる。

これは、物も体も同じなんだ。

 

今日の言葉:肉体は一生ものの貴重な道具。大切に使おう。

 

2021-12-06 11:46:00

厳しい条件は成長の栄養

ご注文やご相談でいろいろな条件が付くと、できるかどうか不安。

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でも、せっかくのチャンス、めいっぱいお応えしたいっ💪

 

つい最近、かのニーチェが、「人は自分に不可能なことに対しては不安にならない」と言ってる(ホント?)と聞いた。

それなら、不安な気持ちは可能性があるという励ましになる(笑)

 

ともかく、注文や相談を断らなければ、苦悩(大げさ)と悩みの日々が始まることになる。

 

平均するとこんな日々。

まずは頭の中で空想、想像、イメージ化に1週間くらい?

紙に描いて(描かないことも多い)、生地を探して1週間

さて具体的な作り方手順(順は追わないで、要所だけ考えてる)に数日

 

確信を得るのにかかる時間は・・・ってきれいごとだ。

実は、気がのる瞬間を無期限に待つ。

 

いかにもらしいことを言ってるけど、現実はすべて気分次第だと白状しよう。

 

一瞬にしてイメージがわき、たまたまピッタリの材料が手元にあれば、他のことをおいてできてしまうこともある。

気分がそがれないから。

 

その逆に、工程のどれかが欠けるといくらだって時間がたってしまう。

面倒な材料注文とかもなかなか進まない💦

 

こうしてみると、ナントわがままなこと_| ̄|○

 

でも、ありがたことが二つ

一つは、私ってこういうことはなかなか諦めない。

行動に移っていなくても、頭の中ではずーっと気にしている。

 

そして、二つ目は、相手の方が超寛大。

信じてもらっているのかな。

ダメ元と思ってるのかな。

 

どちらにしても、私が働きかけると受け取ってくださる。

遅いからもういい、なんて決して言われない。

 

実は、私なりに、時間経過は気にしていて、限界だと思った時には何らかの答えをだすようにしているのだ。

(できるじゃん!?)

 

そう言えば、この間の書道教室で、来春の作品展用の作品を書いている時、

他の人がどんどんそれらしく前進しているのに私が感心していたら、

我が師は一言

「大丈夫よ。あなたは立ち上がりが遅いタイプだから」

 

何ごとも、ぎりぎりに仕上がるタイプ。

学生時代の試験勉強が一夜漬けだった悪い癖が、そのまま克服できてない💦

 

話が大きく逸れちゃったけど、ギリギリなんとか条件をクリアできてるかな、というのが唯一の救い。

今回は、医療用で長い髪が全部包めて、お洒落なキャップという条件だった。

新作 ニットキャップ

条件、クリアできてるかな?

自己採点、甘すぎかもしれないけど、条件出されなかったら絶対できなかったものだ。

 

生地も、厚すぎず伸縮性のあるものを探して、ニット地に行きついた。

今もうすでに、改善の余地が見えているから、もう少し進歩できるかも。

 

今日の言葉:厳しい条件は、成長の肥料

nouka_hiryou_sehi.png

 

 

 

 

 

2021-11-03 13:57:00

ユーチューブのコメントにも見えた日本社会の後進性

ユーチューブやブログや、一度手を広げ、いろんな人とのつながりできてくると、自分勝手には止められない責任みたいなものがでてきた。

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正に、ネットの一目、交流点としての責任。

 

ユーチューブチャンネル「簡単ハンドメイキング」では、最近、帽子系では外国の方のコメントが多い。

でも、ロシア語、読めない💦

 3643523_s.jpg

コメントを丸ごと検索に放りこむと訳の分からない日本語になる。

 

だから、単語の区切り毎に検索すると、語句ごとの意味だけは何とか分かる。

これを何度かくりかえしているうち、前置詞らしきものや、「帽子」とか「準備」とかの名詞が見えてきた。

Ha は英語の on、 C は with、単語の始めはみんな大文字らしい。

 

どうやら、「キャップをかぶったところが分からない」と言っているらしい。

そう言えば、同じことを、英語で言われたこともあった。

 

あの時は「スミマセン、自分でかぶって見せる勇気がなくて」と書いたところ、

「あなたは日本のレディなのね」と返事がきた。

 

どうやら、日本の女性は「つつまし」くて人前に出ない、というずいぶん昔のイメージのまま理解されているらしい。

「違う!」って言いたいけど、仕方ないかも。

何しろ日本は女性蔑視の後進国だということが統計の数字ではっきりしたんだから。

 

今回の衆院選でも、女性の当選率は超低かった。

女性も含めた多くの有権者がどこかで、「女だから」にとらわれている。

 

その歴史的心理的糸をたぐっていくと、

男女別姓や同性婚の反対につながり、

家制度につながり、

皇室問題、へと

根は深~い_| ̄|○

 

女性は家の跡継ぎを生む道具!?

 

なんて原始的!!って思うかもしれないけど、原始時代にこんな考え方はなかった。

 

これは、人間が文化的に成長する過程で生まれた人為的思想に過ぎない。

腕力の強い男性が、「自分の子孫を残したいという本能」を合理化するために作った掟。

社会をおとなしく従わせるために便利な思想。

 

 でも、それが当たり前の空気の中で育ち、暮らしてくると、簡単には脱ぎ捨てられないだろう。

だから、せめて、自覚しておくことが大事だ。

私たちは、女性蔑視という人工的な価値を植え付けられていると知っていることが大事だ。

 

今日の言葉:人生の改善は学びから。学びは知ることから。

 

 

 

 

 

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